猫背改善は胸を張らないといけない？

「猫背なので、肩甲骨を寄せて
胸を張らなきゃいけないと思っていました。」

とお話くださった生徒さんがいらっしゃいました。


分かりますよーーーー！


良い姿勢＝胸を張る姿勢
だと思っていたし、

子供の頃から

「胸、張りなさい！」と
何千回言われたことか…


私も胸、張ってましたもん…



胸を張っても、
元々が猫背なのですぐに戻ってましたけどね…


肩が内側に巻き込んで
巻き肩もひどかったです。



胸を張ると
胸腔がつぶれて呼吸は浅くなるし、

アゴが前に出て
顔はどんどん大きくなり、

お腹が出るのイヤ～と言いながら
お腹も出るし、

腰も痛くなるし
内臓が圧迫されて胃も弱くなって
便秘もひどかったし

太ももの前がパンパンに張って太くて
横にも張り出して太もも太くなるし

お尻も下がってきてました。


痛みや不調だけでなく、
スタイルも崩れてました。。。


胸を張っても良いこと何もなかったですね～。。。

力を込めないと胸を張れないので
すごくしんどかったです。


しんどい姿勢は良い姿勢ではありません。


こうして、胸を張る姿勢をとり続けて
不調になっている方が
たくさんいらっしゃいます…

この方も。

胸を天井に向けて突き出し
肩甲骨を寄せて立たれていました。



上半身が後ろに倒れるので
目線も上がり、顔が上を向いてしまってました。

反り腰で
慢性的な腰痛をお持ちとのこと…。


呼吸も浅いし、
顎関節症で口が開かない、とも言われていました。


口を閉じた時、
上の歯と下の歯は当たらないのが良い状態ですが、

この方のように
胸を張る姿勢になると
自然に上下の歯が当たってしまいます。


猫背がひどく、
アゴを前に突き出す姿勢でも
上下の歯は当たってしまいます。


上下の歯が当たってしまい、
無意識に噛みしめてしまうと

首も肩も頬もガチガチにかたまってしまいます。

顎関節症にも影響しますね…


私は顎関節症と診断されたことはないですが
口を大きく開けられなかったので
近い症状だったのかもしれません。

寝てる時の歯ぎしりもひどかったようですし…。
（寝てる時なので自分では分かりません。。。）


この生徒さんの場合、
巻き肩も気になっていましたが

腕のねじれを取り、
肩の緊張をとって
肩甲骨を良い位置に戻す方法をお伝えすると

胸を張らなくても
キレイに胸が開いて来ました。

胸は張りません。

力を込めなくていいので
立つのも座るのもラクです。

そのラクな姿勢は
見た目がキレイ。


胸を張るのをやめると
猫背になってしまう…

という方は、
ぜひ、肩甲骨の正しい位置を知って
その場所に戻してくださいね！


整え方はレッスンの中でお伝えしています。