10kg痩せても下腹だけはへこまなかった…女性が知らない「背中と骨盤」の関係

私は以前、今より10kg体重が多くありました。

体を変えたいと思い、ダイエットを始めました。

食事を見直し、

運動をし、

ウォーキングを続けました。

そして10kgの減量に成功しました。

ところがです。

体重は減ったのに、

下腹だけは思うようにへこまなかったのです。

「痩せればお腹はへこむ」

そう思っていた私は、とても不思議でした。

なぜ下腹だけ残るのだろう。

今日は、その理由についてお話しします。

下腹だけ出ている女性は少なくない

レッスンに来られる方から、

「体重は増えていないのに下腹だけ出ます」

という相談をよく受けます。

実際に体を見せていただくと、

それほど脂肪が多いわけではありません。

それでも下腹だけ前に出て見える。

このようなケースは決して珍しくありません。

そして、その方たちにはある共通点があります。

それが、

背中の硬さです。

背中が硬いと骨盤は後ろへ倒れる

背中が固まると、
背骨の動きが少なくなります。

すると体は少しずつ押しつぶされたような状態になります。

胸が落ちる。

背中が丸くなる。

骨盤が後ろへ倒れる。

これがいわゆる骨盤後傾です。

骨盤が後ろへ倒れると、
お腹は本来あるべき場所に収まりにくくなります。

重力によって、
下方向へ。

そして前方向へ。

逃げるように押し出されるのです。

結果として、
下腹だけがぽっこり出て見えるようになります。

私はお腹ばかり鍛えていた

当時の私は、
下腹をへこませたい一心で腹筋を頑張っていました。

お腹に力を入れる。

お腹を締める。

お腹を鍛える。

でも変わりませんでした。

なぜなら、
問題はお腹ではなかったからです。

押し出される構造が残ったままでは、
どれだけお腹を鍛えても根本的な解決にはなりません。

転機は「背中」だった

姿勢や歩き方を学び始めて、
私は大きな勘違いに気づきました。

お腹を変えたいなら、
お腹ばかり見てはいけない。

本当に見るべきは背中だったのです。

背中をゆるめる。

背骨を動かす。

腕を後ろへ振る。

体を自然にひねる。

そうすると、
押しつぶされていた体が少しずつ引き上がっていきました。

すると不思議なことに、
下腹の見え方も変わり始めたのです。

女性のお腹は「筋力不足」だけでは説明できない

下腹が出ると、
「腹筋が弱いから」
と言われることがあります。

もちろん筋力も大切です。

でも実際には、
筋力不足だけでは説明できない人がたくさんいます。

背中が硬い。

呼吸が浅い。

骨盤が後ろへ倒れている。

歩くときに体がねじれない。

こうした状態が重なることで、
下腹は前へ押し出されやすくなります。

つまり、

女性の下腹問題は、
お腹の筋肉不足というより、
体全体の使い方の問題であることが少なくないのです。

下腹をへこませたいなら背中を見てください

もしあなたが、
ダイエットしているのに下腹だけ変わらない。

腹筋をしているのに結果が出ない。

そんな悩みを抱えているなら、
一度背中に目を向けてみてください。

お腹は結果です。

原因は別の場所に隠れていることがあります。

私自身、
10kg痩せても変わらなかった下腹が、
背中や姿勢、歩き方を見直したことで大きく変わりました。

だからこそお伝えしたいのです。

下腹をへこませたかったら、
まず背中をゆるめてみてください。

あなたの体は、思っている以上に賢くできています。

正しい場所が動き始めると、
体は自然に、本来の美しいバランスへ戻っていくのです。

PROFILE

犬飼 奈穂
犬飼 奈穂「しんどい」を「楽しい」に変える歩き方コーチ。愛媛県松山市出身、在住。
大学卒業後、銀行勤務を経てMCとして活動中、10kgダイエットしても細くならなかった下半身が、普段の歩き方を見直したことで細くなりパンツはLLからMにサイズダウン。
肩こりや腰痛などの不調も改善、自己肯定感がUPした体験をもとに、ウォーキング講師として活動をスタート。

全国・オンラインで歩く楽しさを伝えている。10年で延べ7,000人に指導、セミナー開催は1,000回を超える。
モットーは何事にもチャレンジ精神で臨み、前向きにとらえて実行にうつすこと。

2023年1月「背中をゆるめると健康になる」(プレジデント社)出版。
歌うゆずが大好きで、趣味はギター弾き語り。

姿勢と歩き方改善に取り組みたい方は当スクールへ

ORO(オーロ)ウォーキングスクールでは、姿勢と歩き方改善と魂コーチングを通して、
不調の改善、スタイルアップ、美脚作り等、自分史上最高の体とマインドを手に入れて、体も心もブレずに歩くようサポートしています。