歩いているのに痩せない人の共通点|原因は「お尻が使えていない歩き方」です

「毎日歩いているのに、なかなか痩せない」
「ウォーキングを頑張っているのに、お腹も脚も変わらない」
「むしろ太ももばかり張って、脚が太くなった気がする」

このようなお悩みは、レッスンでもとても多くいただきます。
歩くことは、体にとってとても良い習慣です。
けれど、ただ歩数を増やせば痩せる、長く歩けば体型が変わる、というわけではありません。

大切なのは、「どれだけ歩くか」よりも「どう歩くか」です。

特に、歩いても痩せない方に多い共通点があります。
それは、「お尻を使って歩けていない」ということです。

なぜ歩いても痩せないのか

ウォーキングで痩せたいと思うと、多くの方は「たくさん歩こう」と考えます。

1日1万歩。
早歩き。
長時間のウォーキング。

もちろん、運動量を増やすことは大切です。
けれど、歩き方のクセがあるまま歩き続けると、使いたい筋肉ではなく、使いやすい筋肉ばかりを使ってしまいます。

特に多いのが、太ももの前側やふくらはぎばかりを使う歩き方です。

本来、歩くときはお尻や太ももの裏側、背中など、体の後ろ側の筋肉も自然に働くことで、体が軽く前へ進みます。

ところが、姿勢が崩れて重心が下がっていたり、体が前に倒れていたりすると、前ももで踏ん張るような歩き方になります。

すると、歩いているのにお尻は使われず、太ももばかり張る。
お腹まわりも変わらない。
疲れるわりに体型が変わらない。

そんな状態になってしまうのです。

お尻が使えていない人の特徴

お尻を使えていない歩き方には、いくつかの特徴があります。

  • 歩いたあとに太ももの前側が疲れる。
  • ふくらはぎがパンパンになる。
  • お尻に力が入っている感覚がない。
  • 歩くと腰が重くなる。
  • 姿勢を良くしようとすると胸を張ってしまう。
  • お腹を引っ込めようとして、体に力が入る。

このような方は、歩くときに体の前側で頑張っている可能性があります。

お尻を使うというと、「お尻に力を入れて歩く」と思われがちですが、そうではありません。

お尻をギュッと締める必要はありません。
むしろ、力を入れると体は固まり、自然な動きができなくなります。

お尻を使う歩き方とは、余計な力を抜き、姿勢と重心が整った結果として、お尻が自然に働く歩き方です。

正しい(=心地良い)歩き方のポイント

歩いても痩せない方に、まず意識してほしいポイントは3つです。

1、背中をゆるめる

姿勢を良くしようとして、胸を張っていませんか?

胸を張ると、一見姿勢が良く見えます。
でも実は、腰が反ったり、背中が固まったりして、呼吸が浅くなることがあります。

大切なのは、胸を張ることではなく、背中をゆるめること。
歩くときは、腕を前に大きく振るよりも、後ろにやさしく振る意識を持ってみてください。

背中がふわっと広がり、呼吸が入りやすくなります。
背中がゆるむと、体の後ろ側の筋肉が使いやすくなり、お尻も自然に働き始めます。

また、肩甲骨が動くことで骨盤も連動して自然に脚が前に出ます。

2、重心を上げる

歩いてもお腹がへこまない方は、重心が下がっていることが多いんです。

重心が下がると、ろっ骨と骨盤の間が狭くなり、お腹まわりがつぶれたような状態になります。

そのまま歩くと、腹筋がつかえず、前ももで体を支える歩き方になりやすいのです。

重力に負けず、ろっ骨と骨盤の間をふんわり広げるように意識してみてください。

お腹を引っ込めるのではなく、上半身が骨盤の上に心地よくのる感覚です。

重心が上がると、前ももの力みが抜け、お尻や太ももの裏側が使いやすくなります。

3、足裏三点で地面を感じる

足裏の感覚も、とても大切です。

母趾球、小趾球、かかとの三点で地面を感じましょう。
特に意識したいのは、かかとの面です。

つま先側に重心が偏ると、体は前に倒れやすくなり、太ももの前側で踏ん張る歩き方になります。

かかとの面に乗る感覚があると、体の軸が安定し、お尻や背中側の筋肉が自然に働きやすくなります。

かかとを地面に「ドン」とぶつけるのではなく、「そっと優しく」地面におきましょう。

歩き方が変わるとどう変わるのか

歩き方が変わると、体は少しずつ本来の使い方を思い出します。

  • 太ももの前側ばかりに入っていた力が抜ける。
  • お尻や太ももの裏側が使えるようになる。
  • 背中がゆるみ、呼吸が深くなる。
  • 重心が上がり、お腹まわりがすっきりして見える。
  • 歩くことが疲れるものではなく、心地良いものに変わる。

私のレッスンでも、「歩くと太ももばかり疲れていたのに、脚が軽くなった」「お尻を使う感覚が初めて分かった」「姿勢が変わったら、お腹まわりがすっきりして見えるようになった」という声をいただきます。

体は、無理に変えるものではありません。
正しい位置に戻り、必要な筋肉が自然に働き始めると、見た目も動き方も変わっていきます。

「歩いても痩せない」は、体からのサイン

歩いても痩せない。
頑張っているのに変わらない。

それは、あなたの努力が足りないのではありません。

体が、「その歩き方では少し苦しいよ」と教えてくれているのかもしれません。

痩せるためにもっと頑張る前に、まずは歩き方を見直してみてください。

  • 胸を張るのではなく、背中をゆるめる。
  • お腹を締めるのではなく、重心を上げる。
  • 前ももで頑張るのではなく、お尻が自然に働く体に整える。

歩き方が変わると、体の使い方が変わります。
体の使い方が変わると、日常の一歩一歩が、自分を整える時間になります。

体験レッスンで、自分の歩き方を知ってみませんか

自分では普通に歩いているつもりでも、実は太ももばかり使っていたり、重心が下がっていたり、背中が固まっていたりすることがあります。

歩き方のクセは、自分ではなかなか気づきにくいものです。

体験レッスンでは、今の姿勢や歩き方を確認しながら、あなたの体に合った「楽に歩ける使い方」をお伝えしています。

「歩いても痩せない」
「お尻を使う感覚が分からない」
「太ももばかり張る」
「姿勢も体型も変えたい」

そんな方は、ぜひ一度、体験レッスンでご自身の歩き方を見直してみてください。

歩くことは、毎日のこと。
だからこそ、その一歩が変わると、体も心も少しずつ変わっていきます。

あなたの体は、まだまだ変わります。
頑張る歩き方から、心地よく整う歩き方へ。
その一歩を、一緒に見つけていきましょう。

PROFILE

犬飼 奈穂
犬飼 奈穂「しんどい」を「楽しい」に変える歩き方コーチ。愛媛県松山市出身、在住。
大学卒業後、銀行勤務を経てMCとして活動中、10kgダイエットしても細くならなかった下半身が、普段の歩き方を見直したことで細くなりパンツはLLからMにサイズダウン。
肩こりや腰痛などの不調も改善、自己肯定感がUPした体験をもとに、ウォーキング講師として活動をスタート。

全国・オンラインで歩く楽しさを伝えている。10年で延べ7,000人に指導、セミナー開催は1,000回を超える。
モットーは何事にもチャレンジ精神で臨み、前向きにとらえて実行にうつすこと。

2023年1月「背中をゆるめると健康になる」(プレジデント社)出版。
歌うゆずが大好きで、趣味はギター弾き語り。

姿勢と歩き方改善に取り組みたい方は当スクールへ

ORO(オーロ)ウォーキングスクールでは、姿勢と歩き方改善と魂コーチングを通して、
不調の改善、スタイルアップ、美脚作り等、自分史上最高の体とマインドを手に入れて、体も心もブレずに歩くようサポートしています。